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十月花形歌舞伎「GOEMON」@大阪松竹座 

すっかり年1更新ブログの様相を呈しておりますが、
あまりに書きたいことがありすぎて登場です。

今井さんの”初”のお仕事!ということで、松竹座まで弾丸遠征してきましたー!
2公演観てきたのですが、もうすっっごい楽しかったし、嬉しかったし、幸せだったー!!
少しでも見てみようかなと思っている方は、絶対行くべきです!!損はしません!!
翼ファンはもちろんのこと、舞台というものが好きな方にはぜひオススメの公演です。
もうほんと、いろんな意味でおもしろすぎるし、すごすぎるし、はちゃめちゃで、
おもちゃ箱あるいはびっくり箱。
歌舞伎観に行ったつもりが、ふつうの歌舞伎とはなんか明らかに違うし、
一流のフラメンコのステージも見れちゃうし、日本舞踊あり、立ち回りふんだんにあり、
宙吊りありでまるで何かのアトラクション?みたいな。
脚本…というかお芝居の筋はツッコミどころ満載で、そんなところもおもしろすぎて、
とにかく舞台好きな人なら絶対見て損はない!!
なんかよーわからんけどオモロイ舞台ここにありますよー!てな感じです。

ではちょいとうざったいくらいに感想をば。
ネタばれしまくってますのでご注意を!
あとなんか実況みたくなっていますが、いろいろ違ってたらすみません。
今井さんに関係ない部分もいっぱいあるので長いです。

まずさっそく少し外れた話から入るのですが。
翼さんが歌舞伎にご出演すると決まって、私歌舞伎ってものを今まで一度も見たことがなくて、
ちょうど前々から日本人として一度は観てみたい!と思っていたのもあり、
9月に歌舞伎座に観に行ってみました。
まあチケ代高いわ、上演時間とんでもなく長いわ、演者(及び客席)の平均年齢高いわで、
いろいろ初体験でおもしろかったです。
演目としては、時代物(ちょうど明智光秀題材のお話でした!奇遇!)、連獅子、世話物(?)。
時代物→歴史は好きな方だけど、何言ってるかわからない、長い、ねむい…でも女形ちゃん可愛い…
連獅子→踊り見るのやっぱり好き!子獅子ちゃん可愛い〜上手い〜。間の狂言もわかりやすくて楽しい!
世話物(?)→コメディちっくなところもあり、まだわかりやすい。主演さんが色男。
てな感想でした。
で、まあ歌舞伎にもいろいろ種類はあるのでしょうが、
なんとなく雰囲気はわかったと、予習を終え、いざ松竹座へ。

久しぶりの松竹座。いろいろな想いが込み上げつつ、劇場内へ入ると、舞台上に既にセットが。
そのセットというのが、
・「GOEMON」という文字の赤い電飾
・センターに階段(+上手サイドにも階段)
・階段奥には大きな十字架
・他にも電飾の十字架いっぱい(ぱっと見は鉄筋に見える)
というもので、ええーーなんか私の知ってる歌舞伎と明らかに違うw
てか私今日今井さんのソロコン来たんだっけ?
てかあの階段なんかWWTPか何かで見たことあるような気がするんだけどww
みたいな感じで、既におもしろい(笑)

そして始まる物語。
笠をかぶり黒一色の衣を身にまとった町人風の人々がぞろぞろ出てきて、
舞台中央の十字架にお祈りしています。
(ちなみにBGMはバイオリン。歌舞伎なのにバイオリン!?)
そこへ背筋のぴんと伸びた、茶髪白服(に見えた)の男が上手から登場(横顔しか見えない)。
え、あの背丈、あの姿勢の良さは今井さんっぽいけど…ん?
(正面を向いて)あ、今井さんだ!
てな感じで、お姿がね!パッと見て今井さんとわからないぐらい結構衝撃的だったんですよ!
明るい茶髪で、そこそこ髪長くて、後ろがびちっと固まっていて、長い前髪を左サイドに流していて。
(カツラだそうですが、生で見たときは気がつかなかった)
第一印象は、デビューする前後の今井さんみたい!
要は、10歳ぐらい若返ってたんですよ!!
とても三十路をオーバーしている人間には見えなかった。
そしてなんと!今井さんがしゃべり出した!
ひーこの舞台の初台詞が今井さんとは!なんと責任重大!
今井さんのお芝居を見るときの常ですが、もうハラハラしてドキドキして、
台詞なんかまるで頭に入ってきやしない。
発声とか声の感じとかはガブシャっぽかった(「さらば〜」から逆戻ってる…)。
でまあなんやかんや町人に対して神父っぽいことをし、その後町人がはけます。
一人残った今井神父が膝をついて手を組み十字架に祈っていたら(その後ろ姿が美しい!)、
女形さんが花道から登場!(お衣装綺麗!)
立ち去ろうとする今井神父!
ここからがもう笑いをこらえるのに必死だったのですが(すみません)、
どうやら今井神父は聖職の身でありながら、先程の女形さん(石田局)に手を出してしまい、
その罪の意識に苛まれていると。
それを「悪魔に魂を売った」とか「神はなぜ私をお見捨てになったのか」とか言う責任転嫁っぷりとか、
「(石田局へ)もうここへは来ないでください」とか言う身勝手さとか、
ちょwこの神父チャラいしクズいwwとますますおもしろくて。
でそんな非道神父に石田局は「ゼウス様の教えのおかげで私は仇討の妄執を捨て去ることができた」
(石田局は明智光秀の家臣の娘)
「その神の愛の教えを説いたあなたの口から、私をあきらめさせるというのか」
「私には別れられないわけがある。私のお腹にはあなたの子が…」と。
「私の子!?」と何度も聞き返し、驚きを隠せない今井神父。
そして彼は!石田局の肩を抱き、共にはけていくのであった…。
あ、そこは責任取るんやw
で、今井さんは聖職を離れ、通詞として石田局とその子供と生きていくことにしたと
口上にて説明があります。
ちなみに今井さんは歌舞伎の話し方ではなく、普通の話し方です。
相手役さんの石田局もここではそんなに歌舞伎っぽい話し方じゃなかった。

世は豊臣秀吉天下時代。
伴天連禁止令が出され(キリスト教は邪教扱い)、今井神父がいた大聖堂が取り壊されることに。
そして異国人である今井さん(カルデロン)も国外追放の身に…。
ここの今井さんのお姿がめちゃめちゃカッコイイ!!
お衣装としては、公演チラシの格好とほぼ同じかな?
一人完全洋装、革靴です。
異国人役だからそれで良いのだとは思いますが、やはり異質な存在。
しかし丈短いジャケットが似合ってるし、淡いグレーもお似合いだし、
中の白ブラウスはふりっとしてるし、脚細いし、小尻だし、スタイル良いし…
もうほんと何あの人。まさしく貴公子!!
そんなお姿で、秀吉からのご命令を聞くために、片膝つくもんだから、
もうほんとにカッコ良すぎてめまいがしそう。
追放処分に対して今井さんはそんな!と当然抵抗しますが、
秀吉サイドはもちろん聞く耳は持ってくれません。
石田局が「ならば私も夫と共に」と申し出るのがなんどもいじらしい。
しかし石田局は石田局で秀吉から招集命令がかかっているとのこと。
同時に二親を失うことになる息子・友市のことを思い、夫婦は嘆き悲しみます。
石田局は「あなたと別れることになることを聞けば、あの子はどんなにか悲しむことでしょう」と。
今井さん息子に慕われているんやね!
で、息子を呼び出し、母が語りかけます。
あなたは武士としてなんちゃらかんちゃらみたいなお説教。
そして父母がいなくなることを伝えると、驚き悲しむ息子。
ここで頭ふりふりしていやいやする息子ちゃんが可愛い〜。
で、石田局、ここで「仇を討て」と明智の家宝の刀を息子に授けます。
ええーーあーたゼウス様の教えで恨みの心消えたんちゃうかったん!?
どういうこと?今回の件で新たに恨む心が生まれちゃった??
でもやられたらやり返す!ってその考え方、キリスト教ちゃう…。あなたの信仰心とは…。
(宗教よくわかりませんが、キリスト教って「罪を許す」って教えですよね)
…とまあ盛大にツッコミつつ…。

ここでは今井さん、お説教は母親に任せて、
一人上手の階段で顔を覆って悲しんでおられます(そのお姿もカッコイイ)。
妻の台詞、息子の反応一つ一つに、苦しそうな表情をしたり、悲しそうな表情したり…。
もうここからして息子への愛情マックスなのが伺えます。
そしてふらふらと立ち上がり、抱き合う母子をまるっと抱きしめる今井ぱぱ!
3人でおーいおいおい泣く!(歌舞伎的な泣き方)
しかし今井さん細すぎて、奥さんの方がガタイが良い!(笑)

あとここで裏にいる人がお話して(唄って?)、その唄に合わせて動きをつける
というのを今井さんもやります。
(「されば夫は悲しみて」という唄に合わせて、翼さんが台詞なしでそのお芝居をする)
おー歌舞伎っぽい!

で、石田局「もはや私は生きてはいけません。死ぬ覚悟です」
カルデロン「短気を起こしてくれるな」的なやりとりがあって、
お先に石田局退場。
母と別れて悲しむ息子を、ぎゅーーっと抱きしめる今井ぱぱ!
もうここがなぜだかすっごいもえて!
子役ちゃんとの体格差?
とにかく今井さんが悲しみを分かち合うように、あるいは息子を慰めるように、
悲しそうに苦しそうに愛しそうにぎゅーーと息子ちゃんを抱きしめるのがたまらなく素敵で。
私のメーターが振り切れた。

そして「父上、お戻りはいつになりますか」と息子からの可愛い問いかけ。
「3年先か、5年先か…」と苦しげに答えるぱぱ。
そして今井ぱぱ、息子へ伴天連の秘術を授けると。
ここでまさかフラメンコを!?と思いましたが、何やら唱えて十字を切っただけでした。
しかしここでふたりが順に十字を切ると、雷鳴が!
でふたりとも雷に打たれる!何事もなかったように起き上がる!
この演出さっぱりわかりませんでしたw
何今の雷w
やっぱここで(実際やらずとも)フラメンコを教えたってことなのかなぁ?

そしてまたぱぱが息子を抱きしめて(こちらは膝ついて抱きしめ)、
父子でぎゅっぎゅやっていることろへ、おまえまだいたのか!と秀吉の手下登場。
無理やり息子からひっぺがされて、追い出しにかかられます。
何度も何度も、息子にもう一度近寄ろうとするも、秀吉手下に突き飛ばされ、
近寄ろうとして突き飛ばされ…というのを繰り返し、最終的には花道から退場。
これで今井さんの一幕の出番は終わりです。
あーカッコ良くそしておもしろかった!(笑)

暗転した舞台中央で(なぜかは忘れたが)倒れている友市。
むくっと起き上がると、父上へ語りかけます。
「父上の国、イスパニアはどこにあるのですか?行ってみたいなぁ」
そしたら今井ぱぱの回答が音声で流れます。
日本よりずーっと西にある、太陽がさんさん輝くところだよーみたいな答えでした。
ここの今井さんの声が優しげですごーく素敵!
もうほんと、息子に対する愛情たっぷり。
あとスペインを実際に良く知る今井さんが、イスパニアの情景を語るのが良いですよね。
ここでは白い着物を着ている友市にカラフルな光が当たっていて、それがステンドグラスなんですよね。
まるで友市が大聖堂の中にいるかのようでとても綺麗でした。

ちなみに友市はダブルキャスト。
どちらの回がどちらの子かはよくわからないのですが、
個人的には昼公演の子(10/4)の方が良いかなと思いました。
しかし昼は、友市が母上から刀をもらい、自分の腰に差すところがなかなか上手くいかなくて、
石田局がぐいぐい押し込んでました。さすがママw
夜は時間はかかったけど、自分でちゃんとできてました。
着物は締めて着てるから、ちょっと刀差すのも大変ですよね。


さて。盆が回って、友市がはけると、
そこにはギターさん、カンテの方、そして佐藤浩希先生のお姿が。
フラメンコワールドです!!
もうもうもう、ここが私的に一幕最大の見所です!!
私師匠の踊りを拝見したのは初めてだったのですが、
ぱっと見たときは、あ、今井さんに似てると思いました。
まあもちろん今井さんが師匠に似ているわけですが、
踊りを見ていて、ああまさしく今井さんはこの御方に師事しているんだなぁと感じられました。
動き方とかがほんの少し似ています。
あと背格好が結構似てるんですよね。スーツ姿の印象が似ている。

しかしフラメンコは…はっきり言って次元が違う、本物の一流のステージでした。
指先の動きが驚くほど流麗で、でも地を踏みしめる動きは力強くて…。
振りの一つ一つが正確なのにとても速い。
くるくる回転する振り付けでは、スーツの裾も綺麗にくるんくるんと回って…。
とにかく、ただ、ひたすらに、美しい。
これが本当のフラメンコなんだと。完全に心奪われました。見られて良かった。

そんな唐突なフラメンコをはさみ(まあ一応イスパニアって?に対する回答なのかな)、
場面は秀吉さまのお城(聚楽第)へ。
秀吉から石田局へ呼び出しがかかりますが、お面を被って登場した石田局は既に血を流している…。
そして仇を討たんと秀吉に襲いかかりますが、秀吉の家来二人にあっさり片づけられます。
てかね、質問なんですけど、なんで仇を討とうと思っているのに、
自ら大ダメージ受けた状態で出てくるんですか??
ふつうに戦ったって、女VS武士で負けるに決まってるのに、なで自ら深手を負って…?
そしてあなたは何をもって秀吉を殺そうと?
見たところ、何か踊りの道具みたいなものしか持っていないように見受けられますが…。
それで刀持った相手に打ち勝とうと??
…と石田局の行動が謎すぎて、理解に苦しみましたw
ねえあなたは自害したかっただけなのか、それとも本当に仇を討とうと思っていたのか…。
不思議なお人です、石田局は。
こうして今井さんの願いむなしく、愛する妻はお亡くなりになりました。
それに対して秀吉は「聞いていた通りの美人。こんな馬鹿なことしなければ、
天下は思いのままだったのに」と。
なるほど。やはり石田局は美人設定なのですね。
石田局の美貌にやられて、禁忌犯す今井神父とかもえる…。ちょ、そこもっとkwsk!!

そして暗転し、ぱっと明かりがつくと、薄緑の着物を着た娘さんたちがずらりと!
わ!ちょんぱみたい!とテンション上がる。
この舞台ほんと何でもありなんだなぁw
てかこの人たち、ほんとの女の人ですよね…?
あれ、歌舞伎って女の人が舞台に立っても良いの?(相撲みたいなものだと思ってた)
とまあまた歌舞伎の定義がわからなくなりつつも、日本舞踊。
「あ〜しゃんしゃん♪」ってとこが可愛くて綺麗で好き。
そして花道から一人違う紅い綺麗なお着物を着た女形さん登場。センターで舞う。
なんか踊り綺麗な人だなぁ…お顔も可愛い…と好感度大。
(基本ビジュ担なので、若くて可愛いが正義です)
この御方こそ、出雲の阿国なのだそうです。
あーあの!学校で習ったことある!
てなわけで阿国率いる一座が「ややこ踊り」というものをやっているらしい。町人に盛況。
で、そこへ「かたよれ〜かたよれ〜」と秀吉の一行がやって来ます。
みんなが膝をついて頭を下げる中、ふと顔を上げて、秀吉と目が合ってしまう阿国ちゃん。
早速秀吉に目をつけられて、強制連行です。
娘っこちゃんたちが「お師匠さま〜お師匠さま〜」と追いかけるも、阿国は花道より退場。

そして本舞台では、笠をかぶった男がこちらへ歩いてきます。
あなたはまさか…!
…とここでやっと、友市改め石川五右衛門@愛之助さんが登場です。
ええーっと、もう開演して1時間経ってますw
主役の登場おそ〜〜!とびっくり。これも歌舞伎ならではなのかなぁ。
友市さんは秀吉に仇討するため、盗賊になったそうですよ。
ちょ、あの母上の教え(由緒ある武士としてほにゃらら)聞いて、
なぜそうなったwwとまたもツッコミたくなる…。
まあ盗賊だし、秀吉に仇討したいし、阿国のこと密かに目付けてたしで、
聚楽第に乗り込んで阿国を取り返すぜ!と宣言し退場。
ちなみに先程の阿国のシーンからは、
友市&カルデロンのシーンの10年後という設定だそうです。

再び聚楽第。
秀吉の若い家来二人、加藤虎之助(緑)と石田三成(水色)が舞いの稽古をしています。
ちょろっとだけですが、二人一組の軽快な踊りがなかなかおもしろいです!
虎之助が、武士なのになんで舞の稽古せなあかんのー俺の舞台は戦場やーとぶーたれ、
三成が主君の命だからと回答し、すると虎は三成をへつらい侍と揶揄し、喧嘩になり…
としているところに秀吉登場。
秀吉「何を騒がしくしているのだ」
虎・三成「舞の稽古をしておりました」
ちょ、いけしゃあしゃあとw
で、阿国を呼べ!と秀吉が命じ、三成が呼び出しかけると、花道より阿国登場。
この登場(花道を渡りきるまで)が長いのなんのって。
一つ一つの動作が、歌舞伎独特だよなぁと感心。
しかし松竹座は見にくい劇場ですから、正直2階上手後列からだと花道良く見えないんですよね。
花道でちょこっと踊っているのとかも、あんまり見えなかった。
まあそれはともかく、部下に出ていくよう命じ、秀吉と阿国が二人っきりに。
もっと近こう寄れ、酌をしろとの秀吉の命に、
阿国ちゃん「芸を見せることはするが、夫のいる身なのでそれ(酌)はご勘弁を」と。
(私には”夫がいる”と聞こえた気がしたが、パンフ見たら”将来を誓い合った”
としか書いてなかったなぁ。はて。)
で、それならば舞を見せろとのことで、出雲の阿国、舞います。
日本舞踊の上手い下手はよくわかりませんが、
この阿国ちゃんの踊りはなめらかで綺麗で、上手いなぁと感じました。
で、舞い終わるか否かで可愛いやつ!と秀吉が阿国を抱きしめにかかると、
大変です!と家来乱入。「北政所が来ます!」
わたわたする秀吉さま。
とりあえず阿国を隠そうということで、部屋にあった箱(葛籠)に阿国を押し込める。
しかし紅い着物の裾が葛籠からはみ出している…。

そんなところへ北政所が堂々とした足取りで登場。
北「何やら騒がしかったようですが」
秀「あなたの空耳でしょう」「虎と三成が舞の稽古をしていたからその音かも」
北「虎と三成が宿直部屋で囲碁をしているのを見た。
いくら虎之助が器用でも、囲碁をしながら舞はできないでしょう」
秀「…それならやっぱりあなたの空耳でしょう」
北「あなた。あなたは最近変わってしまった。淀殿はちゃんとした身分の方だから仕方ないにしても、
下々の女にまで手を出すなんて。尾張の長屋暮らしのことを覚えておいで?
芋粥をすすりながら、ねね、おまえさえいれば何もいらないっておっしゃってましたよね?」
秀「・・・」
虎(笑う)
秀「笑うでない!」
そして葛籠からはみ出る女物の着物の裾を発見する北政所。
北「あら。あなたによく似合いそうだこと♡」
秀「・・・」
そして秀吉が頭を下げる中、北政所はご退場。その去り際。
北「ところであなた。来年1月松竹座で中村〜〜の襲名披露公演があるそうね。
みんなで観に行きましょうね♡」
秀(額を地にこすりつける勢いで土下座)
…という何ともおもしろいやりとりがありました。
もうねね様最強!
この役者さん、お話の仕方だけでなく、声色も低めでどっしりした感じなので、
この天下人の頭すら下げさせてしまう、ねね様最強伝説っぷりに合っていてとても良かった。
松竹座公演の宣伝もおもしろいなーと思って聞いていたのですが、後でパンフ見てわかったんですけど、
なんとこれは秀吉さま(の中の人)自身の襲名お披露目公演の宣伝だったらしい。
なるほど〜それで秀吉さまはすごい勢いで土下座してるし、客席はあんなにわいていたのか〜。
こういうのおもしろくて好き。

さてねね様がご退場された後。
虎「恐ろしいことでございました」(客席爆笑)
で、阿国ちゃん早く出してあげなきゃ!とわたっとしていたところにさらに…
三成「大変です!」
秀「今度はなんだ!また政所が来たのか!?」
三成「盗人が入りました!」
…ということで、ここでようやく再び五右衛門さん登場です。

そして出てきた五右衛門さん、大勢の捕手と共に立ち回り。
立ち回りでおもしろかったのが、歌舞伎の立ち回りは主役の動きがわりと少ないこと。
五右衛門さんはのっしのっし歩きながら、刀を振っているだけで、
周りがアクティブに動いて行くイメージ。
そして歌舞伎独特の「附打」(上手で木の板に木の道具を叩き付けて音を鳴らす役割)
が立ち回りを盛り上げている。斬る音とか足音とかを表現しているのかな?
上手前列で見ていたので、この附打を間近で見られたのですが、
じーっと演者の動きを見て、強弱つけて緩急つけて…とプロの技だなぁと思いました。

立ち回りの途中には秀吉が一人で登場。
五右衛門が刀を抜いたときに雷鳴がとどろいたことを受け、
あいつは明智光秀由来の者だと気がつきます。
ここの秀吉さま月夜をバックにしていて雰囲気がすてき。

さて立ち回りですが、先程主役の動きがわりと少ないとは書きましたが、
五右衛門@愛之助さんはアクロバティックです。
捕手が何やら大きな梯子を持って登場。
盗人捕えるのになぜ梯子wwとツッコんでいると、なんやかんやと花道でわちゃわちゃし、
その梯子を2階席のヘリに掛け…、五右衛門さんのぼったー!そして見得切ったー!
やー様になっています。かっこいい。
その後には小さい梯子が出てきて、その上にのぼってぐるりと回ったり。
斬りかかってきた捕手の長い棒を止めたふりして、
それを安定のための支え棒にしているのが何ともおもしろい。
しかしなぜ人を捕えるのにはしごw
そして最後には、花道から何やら大きな箱が出てきて高く高く持ち上がる…。
それがぱかりと開いて…わー五右衛門さん出てきた!!そして見得!!
これはすごい。単純にびっくり&興奮でした。
だって3階席ぐらいの高さまで上がっていて、そこで何やらお芝居してるんですよ!?
滝沢さんばりのエンターテイナーっぷりですよ!!
箱は先程阿国ちゃんが詰め込められた葛籠とのことでした。
「阿国暴れるな!危ないだろ!」と五右衛門が叱ってた☆
で、ちょいと下降したから花道に降りるのかなぁと思ったら、
なんと再び上がって、客席をじっくりと見渡しながら、
そのまま3階席下手の出口みたいなところへと消えていった。
わーはっはっはっと逃げてやったぜー!的な笑いをしながら。これで一幕終了です。
この笑い声響かせつつ消えていくのが、なんかTDLとかのアトラクションみたいやなぁと感じた(笑)
やーそれにしてもびっくりした。
いくらジャニフライングにそこそこ見慣れているとはいえ、
この歌舞伎での宙吊り、というか葛籠抜け?はただ見ているだけで、
なにこれすごい!とテンション上がりますよ〜。
まさしく「片岡愛之助宙乗りにて葛籠抜け相勤め申し候」(公演の副題)
ちなみに五右衛門さんは盗人なので、武士のはかま姿とは違って、なんかおもしろい格好しています。
オレンジの着物にラメ入りグリーンの股引みたいな(笑)はでwおしゃれw
あと劇場の壁には赤のライトで「GOEMON」の文字が映し出されています☆

一幕終わったので二幕は別記事で。35分間の休憩です〜。
今井翼 | - | -
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